機構長より

 オープンファシリティー推進機構は、本学における研究基盤の整備・運営を担う全学的組織として、研究設備・
機器の共用推進と研究支援体制の充実に向けて取り組んでおります。
 近年、研究活動はますます高度化・複雑化しており、優れた研究成果を創出するためには、先端的な研究設備・
機器の活用に加え、それらを支える専門人材や研究支援体制の充実が不可欠となっています。
また、社会課題が多様化する中で、分野や組織の枠を越えた連携による新たな知の創出への期待も高まっています。
 このような状況のもと、本機構では研究設備・機器の共用を基盤として、研究者が必要な研究基盤に円滑に
アクセスできる環境を整備するとともに、専門的な技術支援や研究支援機能の強化を通じて、研究活動を支える
体制の充実を推進しております。
 また、令和8年7月末に文部科学省「先端研究基盤刷新事業(EPOCH)」に採択されたことを受けて、本学では
専門人材の定着・高度化、広域研究基盤ネットワークの構築、データ駆動・AI活用基盤の整備などを柱とする
新たな研究基盤マネジメントを推進していく方針です。
本学では、筑波研究学園都市全体を「一つのキャンパス(Tsukuba One Campus)」とすることを目標に、
つくば地区全体の連携を進めております。本事業は、その実現に向けた研究基盤部分を担うものです。
本学が提案大学となり、連携大学である茨城大学、お茶の水女子大学及び高エネルギー加速器研究機構とともに、
広域的な研究基盤ネットワークの形成を進めます。さらに、大学、研究機関、一般社団法人及び企業等の多様な
機関に参画いただきながら、それぞれの強みを生かした研究支援体制の構築と研究成果の社会実装の促進を
目指します。
 本機構は、研究設備、人材、データ、解析技術及び共同研究を有機的に結び付け、研究者の新たな挑戦と
発見を支える研究基盤の実現に取り組んでまいります。
 本機構が整備・運営する研究基盤が、学内外の研究者の研究活動の発展に寄与するとともに、分野や組織の
枠を越えた連携による新たな知の創出や社会課題の解決、さらには研究成果の社会実装につながることを期待
しております。
 今後とも、皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                                オープンファシリティー推進機構長
                                遠藤 靖典