機器(委託対応)の詳細情報
Detailed Information of Equipment(Job Request)
機器情報(対応情報) Equipment and Job Request Information | |
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部署 Affiliation | 研究基盤総合センター 分析部門 Chemical Analysis Div., Research Facility Center for Science and Technology |
カテゴリー Category | 光分析装置 Spectrophotometers |
機器名(委託内容) Equipment (Job Request) | プラズマ質量分析装置(ICP-MS) Plasma Mass Spectrometer ELAN DRC-e(ICPMS) |
メーカー(型式) Supplier (Equipment type) | パーキンエルマー ELAN DRC-e Perkin Elmer (ELAN DRC-e) |
仕様・特徴 Specification・Features |
高周波誘導結合プラズマ誘導結合プラズマを利用する質量分析法。アルゴンプラズマ導入してイオン化させた試料を質量数毎に分離し、そのイオン数をカウントすることで試料に含まれる元素種の同定と定量が行えます。また、元素の同位体比分析を行うことも可能です。元素の装置検出下限値は0.1ppt~10pptと極めて高感度な測定が行えます。設置年月日2010.2.17
Plasma mass spectrometry using an inductively coupled plasma. A sample is introduced into an argon plasma and ionized. The ions are separated according to their mass number. Elements contained in the sample can be determined and quantified by counting the number of the ions. An isotope ratio analysis of elements can be also performed. The spectrometer has a lower element detection limit of 0.1 to 10 ppt and allows very high-sensitivity measurements. Date of installation: February 17, 2010 |
設置場所 Installation site | 研究基盤総合センター 分析部門 105室 Research Facility Center for Science and Technology,Chemical Analysis Division 105 |
備考 Remark |
<測定上の注意事項> 1.試料は必ず孔径0.22μm以下のフィルターを通してから持参または測定して下さい。 有機物を含む試料は灰化処理を行ってください。 2.試料濃度は、1元素当たり100 ppb以下(総塩1000ppm以下)でお願い致します。 本装置は1ppbオーダーでの高感度分析が可能であり、原則100ppb以下に希釈したサンプルを測定してください ※ただし珪素、リン、硫黄、塩素の測定は困難です。 濃度未知のサンプルは段階希釈して薄い濃度から測定してください。 3.パーツの破損を招く恐れのある、塩基性の試料は測定できません。酸の濃度は20%以下としてください。 4.フッ化水素酸溶液、有機溶媒、有機物を含むサンプルの測定はできません。 5、砒素(要相談) 6.委託分析は、原則、利用者の方の立会いのもと測定を行います。 <予約上の注意事項> 1.本装置は装置担当者が在室している平日【金曜除く】10:00~17:00のみの利用となります。 <用意するもの> ・測定したい元素の標準溶液 ※ブランクを含め、5点程度 ・サンプル溶液 ・オートサンプラー用試験管(オートサンプラーを使う場合) ・廃液タンク ・フロッピーディスク、CD-R、またはCD-RW(電子データとして持ち帰る場合) ※DVD-R使用不可、USBフラッシュメモリの使用厳禁 <使用上の注意> ・分析データは即日、利用者各自でコピーして持ち帰ること ・データは部門のPCには残さず、原則、その場で消去すること ・1ヶ月以上残されたデータに関しては、定期的にこちらで消去させて頂きます ≪プラズマ質量分析装置利用者各位≫ 最近、内部汚染によるトラブルがしばしば発生しております。 利用者におかれましては、以下の点にご留意ください。 ・サンプルは前処理(灰化処理)を行って有機物を完全に分解し、その後0.22 um以下のフィルターを通してください。 ・測定濃度は原則として100 ppb以下としてください。 それ以上の濃度の溶液は、適宜希釈して測定していただくか、ICP発光分析(ICP 8100、またはICP7300)をご利用ください。 ・濃度未知のサンプルは、1000倍程度に希釈したものを測定していただき、感度が不足するのであれば適宜濃いものを測定してください。 (本装置は1 ppbオーダーでの高感度測定が可能です) ・未処理のサンプルなどを流して内部汚染が発生した場合、修理費等を請求する可能性があります。 <利用時の免責> 以下の免責に同意の上、ご利用ください。 ・得られたデータ等は保証しません。 ・共同利用等の利用により発生した損害又は損失については、本学はいかなる責任を負わず、損害賠償義務は一切ないものといたします。 <測定試料について> 以下に該当がないことをご確認ください。 ・放射性物質、ダイオキシン類、アスベスト等の有害物質ではないこと ・爆発性ではないこと ・悪臭を発しないこと ・毒性はないこと ・揮発性ではないこと ・消防法(昭和23年法律第186号)で定義される危険物第1類から第6類までに含まれないこと ・試料としての検体に病原微生物等は含まれないこと ※共同利用の際は、上記に該当する可能性がある場合、必ず予約申込時に連絡事項欄へのご入力をお願いいたします。 |
主な研究成果 Research Accomplishment | |
相談窓口 Inquiry | 利用相談はこちらより必要事項をご記入の上、お問い合わせください。 |
機器担当者 |
担当者:篠原 |
利用単価
University-wide Shared Use Rate |
単価 A: 3,290 円 / 30分 |
委託単価
University-wide Job Request Rate |
8,650 円 Yen / 時間 hr. |
写真 Picture |